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2ページ目   人間不信・・・スキン?

ということで、

ソーレ♪ ソーレ♪ ソーレ♪君が、格好の獲物になってくれたんだ。

 

こいつ、

1匹を斬っているときに同じやつがくると、いっしょに攻撃してくる。

 

 

そんなとき、俺死ぬ。

 

 

をひ! だからぁ  やめれって。

 

 

 

こいつを見つけても、逃げ足が超早くて、立ち止まるまで追いかけるしかない。

そして周りを見て仲間がいないことを確認してから斬る!

 

ソーレ♪ ソーレ♪ ソーレ♪

 


 

 

 

 

町でたたずむことが多くなったのは、自分のスキルが上がってきた証拠だ。

 

ぎりぎりまで戦って、町に戻ってきて一休みするんだ。

 

 

すると、どうだろう。

 

町の声が耳に入ってくるようになったではないか。

 

 

 

ふと気がついた。

 

誰かが、

「 どなたか、スキンください 」

 

な、なんなんじゃあああああ・・・・・それ!

 

 

するとどうだろう。

 

なんか、ポヨ〜〜ンとその人の上で光った。

たぶん、病院のマーク。

 

体によさそうなのはすぐにわかった。  俺、ゲームの鬼なのよ。

 

 

自分も、ためしに言ってみることにした。









 「 do 」


うをっと、アルファベット変換失敗。  

「 ど 」 のつもりが アルファベットのままリターン押しちゃったよ。

   俺、素人っぽかったかも。  かなり、はずかしい。  俺、ナイト。




もとい。 今度は慎重に。 確認してからリターンだ。 

もはや指の振るえは止まっている。 俺、この辺 順応が早い。




「 どなたか、スキンください 」

 

おお、なんだかわからないけど、病院のマークが俺の体の上にポヨ〜〜ン。

 

きっと体にいいはずなので、そっと狩りに出かけてみる。

 

すると、なんということか、

HPのバーが、減りが少なくなったではないか。

おお! 感激。

これはHPが減らない薬をもらっていたんだ。

 

 

 

これ以降、俺はどこにいっても「 スキンください 」が口癖になっていた。

 

 

 

でも、ラッキーにもらえることもあったし、もらえないときもあった。

 

 

何回も「 スキンください 」って言ってるのに、くれない。

 

 

ひどいやつがいた。

「 今はいないから無理だよ 」

 

って、お前がいるだろう!    「 普通に くれよ! 」

 

 

 

エルフがスキンをくれるってわかったのは、

ウンコみたいなものが地面にあって、それにマウスをくっつけてみたときだ。

 

「 スキン屋 」という字が見えた。

 

おお、おいつ天才。

 

なんだそのウンコは・・・字が出るウンコかよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

痔が出るウンコなら・・・・

 

 

 

 

 

おそるおそる近くに行って、

「 スキンください 」と入力してみた。

 

そしてさらにリターンキー。

 

今でもはっきり覚えている。

 

 

 

くれた。

 

 

しかも、そのひと、

 

 

「 シロネはただでいいよ 」

 

変なこと言うな、こいつ・・・

 

 

 

俺は シロネじゃなくて、「 zef 」っていうナイト様だよ??




まぁいいか、無料でもらえることがわかったし。

このゲーム、ほんとお得だ。

 

 

 



商売 商売


俺はこのゲームをクリアーするための資金造りには最適な手段を発見していた。

 

 

スキンをくれるエルフの隣に、便利な人を発見した。

 

その人に狩りで取れたものを売りさばく手段を手にしていた。俺すごい。選ばれたナイト。

 

 

ドワと名前のついたものを地面に置くと、お金をくれるのだ。

 

特に、銀の皿が一番くれた。


この皿、銀色に光っているのに、地面に置いた途端に、さびて茶色になる。

普通の俺の生活では、ありえない皿だ。めずらしい。

 

450A !!!

 

40日の無料期間で裏面まで行かなければだめなんだけど、

収穫したものを売るという行為が、なんだか楽しくなってしまってやめられない。

 

無料期間なのに、いいのかねぇ。  俺すごい。

 

 

 

 

 

帽子と銀の皿が高く売れる。

2個合計で600A。 この人、神様だよほんと。

 

 

いつしかこのゲームをクリアーする目的、

 

俺は忘れていた。

 

 

最大の攻撃方法
  

このゲーム、

町から下のほうだけを自分の住処と思うようになった。

 

俺は、命だけは惜しかった。

 

ナイトが死ぬと、自分まで死んだ気になってきた。

 

俺、ゲームの鬼  中途半端じゃ終わらない鬼だ。

 

 

 

 

そういえば、ビリヤードに凝っていた頃の話。

 

ビリヤードって紅白の玉が4つあるゲーム。

ポケットじゃなくてヨツダマってやつだ。

 

これに、凝った。

 

毎日、やった。



うまくなったさ。

 

 

ある日、

車で帰るときに、自分の前に走っている車が数台いた。

 

 

あの車の後ろタイヤに・・・・・当たったら、

 

はずみで・・・・その前の車のナンバープレートに・・・・ぶつかるな。

 

 

と思った瞬間   ビリヤードは危険なゲームとわかってやめた。

 

 

 

 

うおっと、道がそれた。

がしかし、このゲームも危険といえば危険なゲームだ。

 

 

 

俺は天才かもしれないと思った瞬間があった。

 

すでに最大級の攻撃方法を知り得たことだ。

 

 

今だから話せるが、これは今でも誰にも言っていない秘密の方法だった。

 

 

こうだ。

 

この町の下のほうにドワーフがいる。

そいつはいいやつで、なんか変なものをくれる怪物だ。

しかし、斬っている最中に別なドワーフに見つかると、俺、死ぬ。

 

 

そのうち、ふと気がついた。

 

逃げる!! ということ。

 

 

クリック連打で町に戻るのだ。

 

 

そして更なる俺のテクニックは、家に逃げ込むことだった。これが究極。

 

扉を閉めると、そこは平和な一軒家。

 

俺は、そこで息を潜めてじっとしている。



心臓がバクバクしている。



「 入ってこれねぇでやんの!! 」





 

このゲーム。ビリヤードほどの危険性はない!!  これは発見だった。

 

君子、危うきに近寄らず。

英雄、勇気ある撤退も必要だ。  この二言が脳裏をよぎる。

 

さすが、悟りが早いぞ 俺。

 

 

最大の攻撃方法がぶっ飛んだ日


逃げる勇気を得た俺は、この方法で周りを気にせずにドワーフを斬ることができるようになっていた。

 

これは成長だった。

 

やばいと思ったら逃げる。

 

ドワーフ以外にも斬りかかることができるようになったからだ。

 

 

フクロウみたいなやつがいる。

 

これもまた大変で、ピンク色のやつまで追いかけてくる。へんなやつらだ。

 

 

しかし、逃げればいい。

 

 

たまに木の下を通りかかったときに、岩男を起こしてしまって死んじゃうのは、

事故だ!  諦めるしかない。

 

目指すは一軒家だ!

 

できるだけ直線的に歩くのは、得意中の得意だ。  


クリック! クリック!!  クリック!!!  !!!!  !!!!!

 

 

 

今回も、ちとやばい。

 

HPギリギリで俺、逃げている。

 

 

もうひとつもらったら、確実に死ぬ!




 

しかし、俺はゲームの天才だ。

 

一軒家が 見えた

 

 


あれ・・・





あんれ!!!






 

 

人が二人、扉の前で喧嘩してるじゃない。


おまえら、そこでなにやってんだよ。

 

 

は、入れねぇ・・・・

 

 

立ち止まった瞬間、俺は死んだ。

究極の技を、お前ら素人がじゃますんじゃねぇよ。

 




 

ずると、そいつらの言うことが、またまた気にいらねぇ

 

 

「 そういうときは、hすればいいんだよ 」

 

 

 

って、バカなことを言うんじゃねえよ。

 

 

 

 

 

 

こんなときにエッチかよ。  意味不明!!  このタコが!!!

 




 

・・・・・・・ このゲームの「 人 」を信じられなくなった瞬間だった。

 

 

 

 


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